今日の話の要約は次のとおりです。

今日は孫の運動会の日。私と夫は孫が頑張っている姿を見るために朝から楽しみにしていた。孫は小学3年生で、運動会が大好きで、毎年一生懸命に走る姿を見せてくれる。私たちも、その応援のために気合を入れて準備をしていた。

会場に到着し、運動会が始まると、孫が一生懸命に走っている姿を見て、私たちは誇らしげに見守っていた。昼食の時間になり、私たちはお弁当を持ってきたので、孫も一緒に食べると思っていた。ところが、孫の姿を探しても、周りにはいない。

「孫、どこに行ったの？」と夫が言って探し始めた。

そして、私たちはグラウンドの端にあるベンチでひとりぼっちでおにぎりを食べている孫を見つけた。その姿を見た瞬間、私たちは驚き、そして胸が締め付けられる思いだった。孫は一人でおにぎりを食べながら、周りの子どもたちが楽しそうに親と一緒に過ごす姿をじっと見ていた。

私が声をかけると、孫は小さな声で「今日は、パパとママが来られないんだ」と言った。その理由を聞いた私は、思わず言葉を失った。孫のパパ（私の息子）は、仕事が忙しく、急な出張で運動会に来ることができなかった。そして、孫のママも仕事が休めなかったため、今回の運動会には来られなかったのだ。

その言葉を聞いて、私も夫も胸が苦しくなった。孫は、ただひとりで運動会を迎え、おにぎりを食べながら親の不在に寂しさを感じていたことが、痛いほど分かった。

夫はその場で涙をこらえきれず、静かに目を拭った。その姿を見て、私も涙がこぼれそうになった。孫が頑張っているのに、応援に来るはずの両親がいない。そんな現実に、私たちの胸は締め付けられる思いだった。

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