今日の話の要約は次のとおりです。

新居に引っ越したばかりのある日、義母が新築祝いにと、立派な時計を持ってきてくれた。最初はありがたく受け取ったものの、すぐにそれが私の心に引っかかり始めた。

というのも、その時計は義母がとても誇らしげに選んだものだったが、どこか私たち夫婦の新しい生活に無理に押し付けられた感があった。それに加えて、義母はしょっちゅう家に顔を出し、何かと口出ししてくることが多く、だんだんと私のストレスが溜まっていた。

ある日、ふとしたことで義母のことを思い出し、ふつふつと沸き上がる不満を抑えきれなくなった私は、その時計を持ち、庭の石に向かって投げつけた。そしてそのまま、ガシャーン！と音を立てて壊れた。

すっきりした気持ちと共に私は家に戻ると、夫が入ってきて目を丸くした。「何をしてるんだ！最低！母さんに謝れ！」と、怒りで声を震わせながら言う夫に、私は冷静に答えた。「これ見ても同じこと言える？」

私が指さしたのは、義母が送ってくれた時計の破片ではなく、別のものだった。夫は何が起こったのか理解できず、目を大きく開いた。私はそのまま、義母が送った時計を壊す前に私がもらった他の贈り物の数々を見せた。それらが私にとって、いかに重荷だったのかを説明した。

しばらく沈黙が続いた後、夫は怒りを抑えきれなくなったのか、震えながらも「じゃあ、今後母さんには言わないでおくよ。」と口をつぐんだ。その場で私が悪者になりかけたものの、実際には彼がどれだけ義母の影響を受けていたかに気づかせるきっかけになった。

数日後、夫は少しずつ態度を改め、義母への距離感を取るようになった。それから私たちの関係は少しずつ修復され、義母の訪問も減り、平穏な日々が戻った。

あの時、私が時計を壊したことで、夫の考え方にも少し変化があった。スカッとした瞬間だった。

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